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新社会人からの「マネープランニング」

花粉はテロ。

どうもモルツです。

 

新らしく社会人になる方はいよいよ新生活がスタートしますね。

不安と期待で胸いっぱいといったところでしょう!

 

こういった新鮮な気持ちをいつまでも大切に、人生を邁進して欲しいですね。

 

そしてこれからは経済的にも親の援助からも離れて、

しっかりと自立していかなければなりませ。

 

人生を老後まで快適に過ごしていくために、

これからは「お金」のプランニングも自分自身で行う必要性が出てきます。

 

今回は、そんな将来に向けてのマネープランの概要をご紹介していたいと思います。

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社会人になるまでにかかった費用は!? 

まずは生まれてからこれまでにかかった費用について考えてみましょう。

 

 

 

高校を卒業するまでにかかった費用 

 

まずは生まれてから高校を卒業するまでにかかった費用について。

 

高校を卒業するまでの「期間」は月数にして「200ヶ月」を超えます

(18年×12ヶ月=216ヶ月)。

毎月、仮に生活費が5万円がかかったとしても、1,000万円を超えます。

月10万円かかったとしたら、その倍の2,000万円です。

 

これに学校教育費も加わってきますから、

高校を卒業するまでに多額の費用がかかっていることになります。

 

金融広報中央委員会の試算

 

教育費以外・・・・・・約2,130万円

           (食費、交際費、住居費、通信・交通費、娯楽費、水道光熱費等)

教育費(公立)・・・・約170万円

教育費(私立)・・・・約1,080万円

 

実際にかかったお金は人や環境によって異なりますが、大きなお金がかかったことは実感できるのではないでしょうか。

 

 

大学を卒業するまでにかかった費用 

 

次に、大学に入学し、卒業するまでにはどれくらいのお金がかかったのか、試算を見てみましょう。

 

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また、大学に進学した方は、表の費用に加えて逸失利益が発生しています。

ここでいう逸失利益は、大学に進学せず高校を卒業してそのまま就職していたら、

得られていたであろう収入のことで、仮に年250万円の収入があった場合は

大学4年間で1,000万円の逸失利益が発生することになります。

 

逸失利益も含めて大学進学にかかる費用は将来への投資ですから、

該当する方は新興のベンチャー企業並の投資を受けているわけですね。

 

僕の場合は大学進学までに1浪を経験しているので、

その期間の費用も加わることになります。

 

当たり前ですが、浪人、留年、留学等を経験されていると表以上の費用が

かかっているわけですね。

 

お金を貯める

 

これまで社会人になるまでにかかった費用を実感していかがでしたでしょうか?

この費用の大半を今までは親が負担してくれていたという方、

多いのではないでしょうか

 

しかし、社会人になれば、今後発生する費用は自分自身で負担して

いかなければなりません

 

生まれてから約20年の費用が上記の金額ですが、これからは、結婚や子育て、

住居の購入などなど、これまで以上に生活するための費用が発生してきます。

 

これらを想定し乗り切っていくためには、社会人1年目から、

しっかりと貯蓄を行っていく必要がありますね。

 

収支黒字化 

 

お金を貯めるには、まず、大前提として、月々のお給料、収入が生活にかかる支出を上回る「収支黒字化」の状態にならなければなりません。

 

収支が黒字になれば貯蓄ができますし、貯蓄には利子がつくので、さらに貯蓄が増えることになります。

 

対して収支が赤字(収入<支出)の場合、借金ができてしまい、通常借金には高い金利がつくので、借金は一層増えてしまします。

 

この「収支黒字化」を毎月できるかということは、人生の分かれ道となります。

 

 

お金を運用する 

 

毎月の収支黒字化を達成できたら、その貯蓄分を運用することを考えてみましょう

主な金融商品は「預金」「債権」「株式」「投資神託」があります。それぞれの特徴を理解していきましょう。

 

預金 

 

 預金は、多くの人が日常生活で利用している基本的な金融商品です。

たとえば給与は、 預金口座への振込で受け取るのが通例です。

預金口座から現金をおろし、余った 現金は預金口座に入れるなど、

頻繁に使用されます。

 

預金は、多くの人の日常生活に利用され、「決済」にも利用されることから、

預金 保険で手厚く保護されています。たとえば銀行に普通預金や定期預金をした場合、 1 行あたり「元本 1 千万円までとその利息」が預金保険で保護されます。

 

預金の特徴は、一般に「安全性」が高く(元本が確保される)、

流動性」も高いこと(現金に 換えやすいなど)です。一方、「収益性」は低くなります。

 

 

債権

 

債券とは、お金を借りるために発行する証券(借用証書のようなもの)です。

債券のうち、 企業が発行するものは「社債」、国が発行するものは

国債」とよばれます。

 

債券の「安全性」は、国債は国の信用力により高く、社債は発行企業次第です。 

 

流動性」は、国債の場合は一般的には高い(売却しやすい)ですが、

「個人向け国債」は あまり高くありません。

「収益性」は、一般に預金よりも高い(債券の利回りは預金利率より高い)ですが、

満期前に売る場合などには売却価格次第で元本割れになる可能性もあります。

昨年新聞紙面を躍らせた「マイナス金利」の導入以降、

長期国債の実質利回りがマイナスになったことは記憶に新しいのではないでしょうか。

 

株式

 

株式会社は、株式を発行して一般の人などからお金を集め、

そのお金で事業を始め たり、事業を拡大します。株式を持っている人が株主です。

株主は法的に株式会社 の所有者です。このため、株式を買うことは、

その会社の“持ち分”を買っている ことになります

 

株式は、発行企業の業績とくに利益が伸びれば配当金の増加や株価の上昇が

期待 できます。

一方、赤字が続けば株価は下落し、経営が破綻すれば株価はゼロになります。

 

このように、総じていえば株式は、「安全性」は低く、「収益性」は

高い金融商品です。 「流動性」は、高いものも低いものもあります。

 

 

 

投資信託

 

投資信託は、多くの人のお金を専門家がまとめて運用し、成果を分配するものです。

 

さまざまな内容のものがあります。たとえば運用対象が国債中心、株式中心、

不動 産のみ、海外資産中心、派生商品(デリバティブ)に投資する、などです。

多くの銘柄、数種類の金融商品、複数の投資信託などに“分散投資”する

投資信託もあります。

 

このため、投資信託の収益性、安全性、流動性は、内容次第です。

運用している対象をよく確認し、特徴を把握する必要があります。

元本は保証されていません。

 

 

 

 

今回はマネープラン建てる際の運用商品の概要をご紹介しました。

 

これから新社会人となり、お金についての計画を立て始める方、

是非参考にしてみてください。